福山自動車時計博物館
福山自動車時計博物館に行ってきた。
朝早くついたためか、お客が誰もいない。しかも、館内には無数の時計と蝋人形が置いてあるため、ちょっと不気味だ。
全部ではないが、いくつかは稼働しており、「コチコチコチ」という音が静まりかえった館内に響く様は一種異様な雰囲気がある。
「自動車」時計博物館だけあって、自動車も置いてある。
T型フォード スピードスター
T型の生産で初めて大量生産が実現。19年間で1500万台がつくられた。T型の特徴として①安い②左ハンドル③丈夫でこわれにくい④運転しやすい。などがある年式 : 1915年(大正4年)
製造国名 : アメリカ
製造社名 : フォード社
排気量 : 2896cc
最高出力 : 20hp(馬力)/15kW
フロントガラスが無く、代わりにハンドルに防風ガラスがついているのが面白い。
ダットサン フェートン
フロントグリルが心臓の形をしていたのでハート形フェートンと呼ばれた。当時の価格で1800円。
フェートン・・・4人乗りの幌つきオープンカー年式 : 1935年(昭和10年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日産自動車株式会社
排気量 : 722cc
最高出力 : 16ps(馬力)/12kW
方向指示器が、ウインカーではなく、腕木式になっている。
ダットサン セダン
フロントグリル中央に太めの縦バーがあり、室内が質素なのが特徴。当時の価格で1900円、昭和10年には1275台が生産された。セダン・・・屋根が鉄板の4人乗り年式 : 1936年(昭和11年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日産自動車株式会社
排気量 : 722cc
最高出力 : 16ps(馬力)/12kW
陸王サイドカー VFD-LTS
美しい流線型の乗り心地のよいサイドカー。官公庁、警察、新聞社等が主な納入先で、一般に販売されたのはわずかにすぎない。国産初のオートバイ。年式 : 1955年(昭和30年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 陸王モーターサイクル(株)
排気量 : 1207.96cc
最高出力 : 28ps(馬力)/20kW
かっこいいんだけど、これってハーレーのパク……ゴホゴホ
ダットサン フェアレディSPL213
ダットサン211のシャシーに架装したオープン4シーターの輸出専用車。主にアメリカに輸出された“L”という型名は輸出用左ハンドルを示す年式 : 1691年(昭和36年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日産自動車株式会社
排気量 : 1189cc
最高出力 : 60ps(馬力)/44kW
MG-TD
50年最初のTDのホイールには孔がなかったが、51年から冷却孔が開けられた。主としてアメリカでレース、ラリー、ジムカーナに大活躍を見せるようになった。年式 : 1951年(昭和26年)
製造国名 : イギリス
製造社名 : MG社
排気量 : 1250cc
最高出力 : 54ps(馬力)/40kW
右の写真はトランク。文字通りトランク。
ブガッティ
ブガッティのレプリカ。フォルクスワーゲンのエンジンを搭載。1937年式ブガッティT57は排気量3257cc、135ps。当時のロールス・ロイスに匹敵する高級車ながら、販売台数は歴代8気筒ブガッティの中では最大のヒットだった。年式 : 1937年(昭和12年)
製造国名 : フランス
製造社名 : ブガッティ社
排気量 : 1580cc
トライアンフ TR4
ミケロッティのデザインによるまったく新しいボディーとなったが、シャシーはTR3Aと大差ない。61年から65年1月までに40253台が生産された。価格は£750年式 : 1963年(昭和38年)
製造国名 : イギリス
製造社名 : スタンダードトライアンフ
排気量 : 2138cc
最高出力 : 100ps(馬力)/74kW
ベンツ SSK・レプリカ(ガゼール)
SSはスーパースポーツ。Kはショートホイールをあらわしている。当館のSSKは平成元年に米国フロリダ州マイアミでボディーやシャシーが造られ、カリフォルニアで組み立てられたもの。その後平成2年に輸入された。フォードピントのエンジン(2300cc)、足まわりを利用している。年式 : 1929年型(昭和4年)
1928年式のメルセデス・ベンツSSKは排気量7068cc、最高時速192km。最高出力はスーパーチャージャー作動時に225馬力(166Kw)
ヒルマンミンクス スタンダード
1953年ルーツモータース(英国)から技術提携のノックダウン車。1957年にはボルト1本に至るまで完全国産化し、1964年(昭和39年)に生産打ち切りとなる。当時72万円年式 : 1962年(昭和37年)
製造国名 : 日本
製造社名 : いすゞ自動車株式会社
排気量 : 1494cc
最高出力 : 60ps(馬力)/44kW
トヨペットクラウン RS
本格的な純国産車。充分な強度と柔らかい乗り心地、優れた操縦性など性能を誇っていた。ボディースタイルはアメリカンスタイルを取り入れている。年式 : 1958年(昭和33年)
製造国名 : 日本
製造社名 : トヨタ自動車工業株式会社
排気量 : 1453cc
最高出力 : 58ps(馬力)/43kW
日産ルノー 4CV
昭和28年から38年まで、日野自動車がフランスのルノー4CVをノックダウン(現地組み立て)方式で生産、コンテッサに引き継いだ。1960年の価格は62万5千円。年式 : 1961年(昭和36年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日野自動車株式会社
排気量 : 748cc
最高出力 : 21ps(馬力)/15kW
扉の形状が面白い。
ホンダ T360
本田技研初の商業車。このためDOHC、4キャブレターエンジンをミッドアンダーに搭載。当館のものはツインキャブ。キャビンは広く、重心が低いので高速安定性は抜群。年式 : 1966年(昭和41年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 本田技研工業株式会社
排気量 : 354cc
最高出力 : 30ps(馬力)/22kW
電気自動車 DBC-1型
早くから電気自動車の開発に取り組んできたダイハツでは大阪万博のときに会場の足として275台が活躍。続いてゴルフ用に「ダイハツマスターズ」を発売。年式 : 1974年(昭和49年)
製造国名 : 日本
製造社名 : ダイハツ工業株式会社
最高出力 : 6.7hp(馬力)/5kW
気筒内径×行程 : 直流直巻
ジープスター
ジープは軍用車の四輪駆動であるが、このエンジンを利用した後輪二輪駆動車が民間用ジープスター。軍用車製造のウィリス社はジープを転用し全天候型乗用車を製造年式 : 1949年(昭和24年)
製造国名 : アメリカ
製造社名 : ウィリス社
排気量 : 2200cc
最高出力 : 72ps(馬力)/53kW
メルセデスベンツ 170S-D
1935年(昭和10年)デビューしたが、第二次世界大戦のため生産を中断。戦後ダイムラー・ベンツ社が最初に生産を再開した小型乗用車。ガソリン車に比べ、経済的だった。年式 : 1954年(昭和29年)
製造国名 : 西ドイツ
製造社名 : ダイムラー・ベンツ社
排気量 : 1767cc
最高出力 : 40ps(馬力)/30kW
三菱 ミニカ360
当時好評だった商用車である三菱360ライトバンをベースにして、乗用車としての変更を行ったもの。そのため信頼性と実用性が高かった。年式 : 1966年(昭和41年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 三菱自動車工業
排気量 : 359cc
最高出力 : 18ps(馬力)/13kW
マツダ360 クーペ
松田初の軽乗用車。低価格の実現で、日本におけるモータリゼーションの進展に先駆的な役割をはたした。また、軽乗用車では初の4サイクルエンジンを搭載された。年式 : 1962年(昭和37年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 東洋工業株式会社
排気量 : 356cc
最高出力 : 16ps(馬力)/12kW
スバル360 K111
徹底した軽量化、居住空間を広くする為のシャシーレイアウト、当時は高級車顔負けの走行性能を持っていた。12年間モデルチェンジ無で生産され、価格は42万5千円。年式 : 1964年(昭和39年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 富士重工業株式会社
排気量 : 356cc
最高出力 : 20hp(馬力)/15kW
マツダキャロル 360DX
Rクーペとは異なった完全な4シーターでクリフカットスタイルの採用により4人乗りのキャビンが確保できた。このクラスでは初めての水冷4気筒4サイクルエンジン。年式 : 1968年(昭和43年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 東洋工業株式会社
排気量 : 358cc
最高出力 : 16ps(馬力)/12kW
パブリカ DX
通産省の国民車構想を受けて開発された。「パブリカ」の名前は公募で108万通の中から決められた。パブリック・カーの造語。初代パブリカの価格は38万9千円(4速MT)年式 : 1966年(昭和41年)
製造国名 : 日本
製造社名 : トヨタ自動車工業株式会社
排気量 : 790cc
最高出力 : 36ps(馬力)/26kW
NSUスポーツプリンツ
ベルトーネ、デザインのスタイリッシュなクーペボディ。高価なクーペを変えないドイツ市民に歓迎され、1958年から73年までの15年間も生産された人気車種である。年式 : 1960年(昭和35年)
製造国名 : 西ドイツ
製造社名 : NSU社
排気量 : 583cc
最高出力 : 36ps(馬力)/26kW
ダットサン ダブルピックアップ6000-U
ピックアップ・・・荷台の覆いがなく、サイドパネルが運転台とつながって作られている小型トラック。年式 : 1954年(昭和29年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日産自動車株式会社
排気量 : 860cc
最高出力 : 16ps(馬力)/12kW
ダイハツ三輪トラック SSR型
運転席に防風ガラスと幌が付き、風雨をしのげるようになった。ヘッドライト横のダイハツマークはその後のダイハツオート三輪の最終モデルまで続いた。年式 : 1954年(昭和29年)
製造国名 : 日本
製造社名 : ダイハツ工業株式会社
排気量 : 736cc
最高出力 : 15ps(馬力)/11Kw
パナールディナ 130 5CV
第二次大戦後、それまでの高級車を少量生産するという基本方針を全面的に改め、小型大衆車を量産するという転換を作ったのが“ディナ”である。車体はすべてアルミ製年式 : 1953年(昭和28年)
製造国名 : フランス
製造社名 : パナール社
排気量 : 851cc
最高出力 : 38ps(馬力)/28kW
三輪消防車
四日市消防署常磐分団使用のもの。バーハンドルで、三輪消防車の中でも初期のもの。ハンドルが大きいので運転が大変。
フォードV8エンジン搭載。年式 : 1937年(昭和12年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 日本消防機製造(株)
マツダ 三輪乗用タクシー
第二次大戦後、輪タク(乗用自転車)に代わって普及。昭和27年に小型乗用車の生産が盛んになると共に消えていった。料金は当時市内一律50円だった。年式 : 1950年(昭和25年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 東洋工業株式会社
排気量 : 701cc
最高出力 : 15ps(馬力)/11kW
セルモーターではなく、キックレバーをキックすることで始動していたらしい。
ダイハツ号 HS6型
集荷の種類、あるいは道路の関係から頑丈な車体と強力な動力が要望され、希望に応じて三種類のエンジンを製作して架装した。 (498cc・667cc・744cc)年式 : 1935年(昭和10年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 発動機製造株式会社
排気量 : 667cc
最高出力 : 6.7hp(馬力)/5kW
マツダ 三輪トラック GA型
GA車は在来車種と比較して、登坂力、加速力の増大、燃料消費、エンジン負担の軽減など、数多くのメリットを発揮した。燃料の軽減は市場の歓迎をうけた。最高時速65Km年式 : 1949年(昭和24年)
製造国名 : 日本
製造社名 : 東洋工業株式会社
排気量 : 670cc
最高出力 : 13.7ps(馬力)/10kW
CROSLEY RACING CAR
クロスリー レーシングカー
アメリカとしては異例の三二タイプで、いわばアメリカ自動社会の盲点をついたがゆえに、戦後の一時成功を収めた。絶頂期には、セダン、ステーションワゴン、配達用バンや、いろいろなスポーツモデルの車など、広範囲に渡って製造した。
年式 : 1943年(昭和18年)
製造国名 : アメリカ
製造社名 : クロスリー(1939~1952)
自動車と時計以外にも、こんなものが展示されていた。
自動ピアノ。
ジュークボックスとジュースの自動販売機。
この博物館の売りのボンネットバスにも乗りました。ただ、雨が降っていたので、外観の写真は撮れず。orz
日野……ヂーゼル?
他にも面白い展示物があったのだが、残念ながらデジカメのメモリがいっぱいになってしまった。orz
考えてみれば、Webで使う写真なんだから、小さいサイズで撮ればよかったんじゃないか。残念。
なかなか面白い博物館だった。写真は撮り放題だし、車には触り放題、乗り放題なので、オールドカー好きならば一度訪れてみることをお薦めする。車好きの子供を連れて行ってもいいかもしれない。
なお、ボンネットバスは今回は開館記念ということで運転されたが、普段は団体で予約が必要なので注意すること。
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